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2013-01-22

ソース(記事原文):バッファロー大学ニュース

重いつわりに対する治療候補の模索

バッファロー大学ニュース(2013年1月22日)― ケイト・ミドルトン(Kate Middleton)も悩まされた妊娠悪阻(つわり)は 体力を消耗させる稀な症状であるが、こうした症状のある妊婦は、抗けいれん薬ガバペンチンにより著しい効果を得られることが、トーマス・グッツーゾ(Thomas Guttuso Jr.)博士による小規模予備試験で示された。

神経内科学助教グッツーゾ氏によれば「本試験における女性患者7人は、2週間のガバペンチン治療後、平均で吐き気が80%低下し、嘔吐が94%低下した」という。

小規模試験で得られた有意な結果

2008年~2009年に、グッツーゾ氏は非盲検の予備試験を実施し、ガバペンチンのつわりに対する安全性、忍容性、および有効性を評価した。

つわりのある女性は15~30分ごとにむかつきを生じることが多く、持続性の吐き気や嘔吐により重度の脱水を生じる、と同氏は説明している。

被験者7人は、制吐薬では改善がみられなかったものの、ガバペンチンで劇的に改善した。

グッツーゾ氏は「最初の薬を服用後2時間以内で、患者の大半は気分が一気に良くなり、数名は飲食を再開できた」としている。

「効果出現は迅速で、それを目の当たりにするのは実に感動的であった」

医学誌「アーリー・ヒューマン・ディベロップメント(Early Human Development、ヒト初期発生)」に掲載された同氏の研究結果によれば、被験者は平均して妊娠期間の半ば近くまでガバペンチンを服用する必要があった。

妊娠中におけるガバペンチンの安全性への疑問

2011年に、米国食品医薬品局(FDA)は、被験者の乳児うち2名に先天性欠損が見つかったことで、同氏の予備試験を一時中止とした。

食品医薬品局(FDA)が妊娠登録システムのデータを照査し、出生前にガバペンチン曝露した乳児における先天性欠損の割合は、一般集団とほぼ同じであることが報告され、2012年に同氏は研究を再開することができた。

より大規模な試験の必要性

ニューヨーク州立大学バッファロー校(UB)およびロチェスター大学(University of Rochester)を試験参加施設として、より多くの患者集団でプラセボ対照試験を実施し、研究を継続したいとグッツーゾ氏は願っている。同氏は米国国立衛生研究所(NIH)に助成金の申請を行う予定である。

同氏によれば「現在のところ有効な治療法は存在しないので、試験実施はまさに必要なことである」という。

つわりのある女性の15%は、緩和を求めて自暴自棄になり中絶している、と同氏は指摘する。

「これらの女性がどれほどの不調をかかえ、日常生活もままならないということを、多くの人が理解していないと思う」

抗けいれん薬が果たす別の役割についての研究

グッツーゾ氏は過去に化学療法中の癌患者に対するガバペンチンの研究を行ったことがある。

同氏は、化学療法誘発性の吐き気および嘔吐に対し、従来の制吐薬では効果がみられなかった患者で、ガバペンチンにより著しい改善が認められたのをきっかけに、同剤のつわりへの効果を研究したいと考えた。

同氏が最初にガバペンチンに興味を引かれたのは、閉経後女性のホットフラッシュ(のぼせ)の治療に同剤が効果的であるとみられることを偶然発見したときであった。


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