痛み止め(鎮痛・抗炎症) - このカテゴリーに関連するニュース・情報

下記の内容は、当サイトがWeb上の英語で書かれたニュースや記事を独自に訳したものであり、当サイトはその内容、翻訳の正確性に関して一切免責とさせて頂きます。この点をご理解の上、参考になさってください。また、この翻訳文の無断利用はお控え下さい。

2012-05-03

ソース(記事原文):ケープガゼット・ドットコム

アスピリンの有益性とは?

ケープガゼット・ドットコム(2012年5月3日)― フレッド・シセッティ(Fred Cicetti)著

Q:アスピリンがもたらす健康への有益性について、いろいろと耳にします。ある種の万能薬といえるのか、それとも誇大な宣伝に私がだまされているのでしょうか?

誇大な宣伝とはいえないと思います。アスピリンが多くの病気に効くことを示す研究はたくさん存在します。

アスピリンはサリチル酸と呼ばれる薬剤グループに属します。痛み、発熱、腫れ、血栓(血餅)を引き起こす体内物質を減少させる働きがあります。

軽度から中等度の痛み・発熱・炎症を治療するのにアスピリンが使用されます。心臓発作や脳卒中をはじめとする心血管系疾患に対する治療または予防にも使用されることがあります。最近の複数の研究では、アスピリンを服用することにより癌を攻撃できる可能性があると結論付けています。

アスピリンは血管の内膜に血餅が形成されるのを妨げ、心臓発作および脳卒中のリスクを低下させます。血餅とは血液の流れを遮断するもので、心臓への血流が遮断されると心臓発作が起き、脳への血流が遮断されると脳卒中が起きます。

アスピリンの最も多くみられる副作用は、胃刺激によって生じる上腹部痛です。アスピリンに起因する消化管出血が、同剤を1年間服用した1,000人に約1件の割合で起きます。アスピリンにアレルギーがある人も1~2%います。

その他の起こりうる副作用には、吐き気、嘔吐、胸やけ、じんま疹、発疹、腫れ、喘鳴、枯声、頻拍、速い呼吸、ベトベトした肌、耳鳴り、聴力損失、吐血、血便があります。

多くの人が心臓発作の予防のためにアスピリンを毎日服用しています。こうした治療法は自分の判断で開始せずに、担当医に相談すること。また、毎日アスピリンを服用している人は、医師に相談なく中止しないこと。

警告: アスピリンを毎日服用している人が治療を中止すると、その跳ね返り効果として心臓発作のリスクが増加することがあります。

自分に心臓発作が起きたと思ったらアスピリンを服用すべきでしょうか?

まず救急車を呼んでください。電話オペレーターがアスピリンを噛むようにアドバイスするかもしれませんが、その前に心臓発作中にアスピリンを服用しても危険がない健康状態であることを確かめるはずです。

アスピリンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)です。その他のNSAID薬には、イブプロフェン (モトリン、アドビル)やナプロキセン(アリーブ)などがあります。アスピリンが他に類を見ないNSAID薬といえるのは、長期(4~7日間)にわたり血液凝固を阻止する唯一の薬剤だからです。

心臓発作や脳卒中を予防するために定期的にアスピリンを服用している人は、医師への相談なしに、痛みや発熱の治療目的で別のNSAID薬を使用しないようにしましょう。日々のアスピリンをしばらく服用してから、別のNSAID薬に変えるなど、交互に服用するように医師から助言されるのではないかと考えられます。


この記事に関連するくすり屋さん取扱商品

- 【要薬監証明】ポリキャップ(シンバスタチン、ラミプリル、アテノロール、ヒドロクロロチアジド、アスピリン) 20/5/50/12.5/100mg (30カプセル) 3240 円

- アレノ (アスピリン/ジピリダモール) 25mg/200mg (10カプセル) 620 円