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2013-01-04

ソース(記事原文):メディカル・デイリー

オキシトシンは女性の出産後の痛みの回復を助ける

メディカル・デイリー(2013年1月4日)― オキシトシンは、女性が出産後の慢性的な痛みから回復するのに役立つ。

ジャーナル「アネスセジオロジー(Anesthesiology)」で発表された新しい研究によると、オキシトシンは女性が出産後の慢性的な痛みから回復するのに役立つ。

オキシトシンは至福のホルモンとも呼ばれている。動物試験では、このホルモンが交配ペアをつがいにさせるのに重要な役割を果たすことが示されている。このホルモンは永続的な関係を確立するのに役立ち、恐怖を軽減する。

経膣分娩であれ帝王切開であれ、出産は慢性疼痛の危険因子となりうる肉体的損傷のリスクを伴う。しかし研究では、産後に慢性疼痛があるのは著しくまれであることを示している。ノースカロライナ州ウィンストン・セーラム(Winston-Salem, N.C.)にあるウェイクフォレスト大学医学部(Wake Forest School of Medicine)の研究者らは、女性に特定の生物学的変化が起こると産後の慢性的な痛みが低減されることを見出した。

出産による慢性的な痛みを理解するため、2つの研究が実施された。最初の研究は出産後36時間以内に面接を受けた女性1,228人を含んでいた。

「研究では、身体的損傷から生じる慢性的な痛みを防ぐために、出産時に活動的になる保護機構が存在する可能性を示唆している」とウェイクフォレスト大学バプテスト医療センター(Wake Forest Baptist Medical Center)のジェームズ・C・アイゼナハ(James C. Eisenach)医師は述べた。

出産12ヶ月後には慢性疼痛は非常に稀であった。女性のうち6ヶ月後に痛みがあったのはわずか1. 8%で、12ヶ月後ではわずか0.3%であった。

2つめの研究は、出産後の痛みの低減に関わるメカニズムを理解するためのものであり、ラットで実施された。研究者らはオキシトシン、アトシバン(オキシトシン拮抗薬で出産中および出産後に重要なホルモン)またはナロキソン(オピオイド受容体拮抗薬)のいずれかをラットに注射した。

研究結果では、オキシトシンの濃度が出産直後に高いことが示された。オキシトシン拮抗薬であるアトシバンは痛みからの回復を低減させたが、オピオイド拮抗薬であるナロキソンにはその作用が見られなかった。子ラットを母ラットから離乳させると、痛みからの迅速な回復が妨げられた。

「付随する我々の臨床研究では、感染症を防ぐためのワクチンのように、他のタイプの外傷や手術の後に生じる慢性的な痛みを防止する治療法を開発することができるかもしれないと期待して、この生まれつき備わっている保護機構のソースを分析した」と、アネスセジオロジーの編集長でもあるアイゼナハはヘルスディ(HealthDay)に語った。


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