ベネース (塩酸ベナゼプリル) 5mg

480 円!! 「血圧を上げる物質の生成」と、「血圧を下げる物質の分解」を同時に阻止!ダブルの作用で血圧を良好にコントロールする、高血圧の治療薬!

Benace (Benazepril) - 5mg (10 Tablets)

■ 10錠

価格:480 円

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有効成分

塩酸ベナゼプリル(Benazepril)

 

製造国

インド

 

製造元

Novartis India Limited.

 

使用量

通常、成人は1日回5-10mgを経口服用します。
・年齢、症状により適宜増減します。
・重症高血圧症または腎障害を伴う高血圧症の人は、2.5mgから服用を開始することが望ましいとされています。

 

商品詳細

ベネース5mgは、有効性・安全性の高い新しいACE阻害剤を目指して開発された、塩酸ベナゼプリルを主成分とするアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤で、高血圧症の治療薬です。

アンジオテンシンは生理活性物質で、アンジオテンシンI-IVの4種類に分類されています。
そのうちアンジオテンシンIIは強い血管収縮作用による昇圧作用のほか、副腎からのあるアルドステロンの分泌を促進する作用を持っています。
このアルドステロンは、腎の遠位尿細管に作用してナトリウムや水の再吸収を促進するするため結果として循環血液量が増加することから、血圧がさらに上昇させられます。

これら昇圧作用によって血圧が正常範囲であるとされる10mmHg/90mmHgを超えた状態が高血圧症です。
その約9割が特定な発症原因によるものではなく、食生活、運動不足、肥満、ストレスなどの要因によるものとされ、俗に言う生活習慣病の一つとみなされる本態性高血圧症であるとされています。
高血圧症の恐ろしいところは、血圧が高い状態が長期に渡って継続することによって心臓や血管にかかる過度の負担から心筋梗塞、狭心症、大動脈瘤などの心血管疾患を引き起こすところにあります。

アンジオテンシンIIは不活性型のアンジオテンシンIの活性型です。
肝臓で生成されたアンシノーゲンという物質が腎臓から分泌される酵素のレニンによってアンジオテンシンIに変換され、さらに体内循環中に主に肺や腎臓の血管内皮細胞に存在するペプチド末端加水分解酵素であるアンジオテンシン変換酵素(ACE)によって変換させられたものとなります。
変換されたアンジオテンシンIIは血管平滑筋細胞上にあるアンジオテンシンII受容体に結合することにより血管平滑筋収縮作用、副腎からのアルドステロン分泌促進によるナトリウムの貯留、体液量増加作用、交感神経活動亢進作用などで血圧を上昇させる作用を発揮します。

またアンジオテンシン変換酵素(ACE)は生理活性物質であるブラジキニンを分解に関わるキニナーゼIIでもあります。
ブラジキニンは血漿中のタンパク質であるキニノーゲンから生成され、血管平滑筋を弛緩による血管を拡張作用や、細尿管におけるナトリウムや水の排泄作用での利尿作用によって降圧効果をもたらしますが、分解されることによって減少し、その降圧作用が減弱してしまいます。

ベネース5mgはアンジオテンシン変換酵素(ACE)の働きを阻害する薬です。
有効成分の塩酸ベナゼプリルは体内に吸収された後、加水分解により活性代謝物であるベナゼプリラートに速やかに変換され、主に血漿中または組織中のアンジオテンシン変換酵素(ACE)を特異的に阻害し、アンジオテンシンIからアンジオテンシンIIへの変換を抑制します。
同時にブラジキニンが分解されるのを抑制する作用もあるため、昇圧因子の抑制と降圧因子の活性化という二つの作用によって強力な降圧作用をもたらします。

最近の研究発表では、塩酸ベナゼプリルとカルシウム拮抗薬であるアムロジピンを併用することで、塩酸ベナゼプリルと利尿薬であるヒドロクロロチアジドとの併用よりも心血管疾患の発症が15%減り、また被験者の76%以上が血圧管理に成功したとの結果が出ています。この結果を踏まえ、塩酸ベナゼプリルは今後の高血圧管理に貢献することが大いに期待されています。

 

他の商品との比較

ベネース5mgのようなアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬は作用の発現が早く、その割に他の血管拡張剤に見られるような反射性頻脈の発現が少ないこと、心血管系の肥大を抑制することによる心保護作用などがあり、また中枢神経系や代謝系への影響が少ないことなどが特徴です。

ベネース5mgの有効成分である塩酸ベナゼプリルと同様の働きをするACE阻害薬にカプトプリルがありますが、ベナゼプリルはカプトプリルよりも作用が強く、作用持続時間が長いとされています。

またベナゼプリル5mgの特長として
・1日1回服用で24時間の血圧コントロールが可能
・軽症-中等症の本態性高血圧症、腎障害を伴う高血圧症、重症高血圧症に対してすぐれた効果
・長期服用でも安定した降圧効果。また長期降圧療法にも有用
・高齢者に対しても有用
・脂質代謝、糖代謝に悪影響を及ぼさない
などがあります。

塩酸ベナゼプリルは、日本ではチバセン(ノバルティスファーマ)、タツジピン(辰巳化学)、ベナゼップ(沢井製薬)として、また海外ではLotensin、Cibacen、Benazeprilum、Briem、Cibacene、Lotensinなどの名前で販売されています。

 

特別な注意

【警告】
妊娠中期および末期にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を服用した高血圧症の人で、羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、高カリウム血症、頭蓋の形成不全および羊水過少症によると推測される四肢の拘縮、頭蓋顔面の変形などが現われたとの報告があります。
また海外で実施されたレトロスペクティブな疫学調査で、妊娠初期にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を服用した人において、胎児奇形の相対リスクは降圧剤を服用していな人に比べて高かったとの報告があるため、妊婦または妊娠している可能性のある人は服用しないでください。
また服用中に妊娠が判明した場合には、ただちに服用を中止してください。

以下の場合、ベネース5mgを絶対に服用しないでください。
・ベネース5mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
・血管浮腫の既往歴のある人(アンジオテンシン変換酵素阻害剤などの薬剤による血管浮腫、遺伝性血管浮腫、後天性血管浮腫、特発性血管浮腫など): 高度の呼吸困難を伴う血管浮腫が発現することがあります。

以下の場合、ベネース5mgを慎重に服用してください。
・両側性腎動脈狭窄のある人または片腎で腎動脈狭窄のある人: 腎血流量の減少、糸球体濾過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがあります。
・高カリウム血症の人: 高カリウム血症を増悪させるおそれがあります。また高カリウム血症が発現するおそれがあります。
・高齢者: 過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞などが起こるおそれがある)ので、低用量(例えば2.5mg/日)から服用を開始するなど慎重に服用してください。

【重要な基本的注意】
・ベネース5mgの服用により、まれに急激な血圧低下を起こすおそれがあります。重症の高血圧症の人、血液透析中の人、利尿降圧剤服用中の人(特に最近利尿降圧剤服用を開始した人)、厳重な減塩療法中の人が服用する場合は、少量より開始し、増量する場合は状態を充分に観察しながら徐々に行なってください。
・手術前24時間は服用しないことが望ましいとされています。
・降圧作用に基づくめまい、ふらつきが現われることがあるので、高所作業、自動車の運動など危険を伴う機械を操作する際は注意してください。

クレアチニンクリアランスが30ml/分以下、または血清クレアチニン値が3mg/dL以上の重篤な腎機能障害のある人: ベネース5mgの活性代謝物の血中濃度が上昇し、過度の血圧低下、腎機能の悪化を起こすおそれがあるため、服用量を減らすなど慎重に服用してください。

母乳中へ移行することが報告されているため、授乳中の人は服用を避け、やむを得ず服用する場合には、授乳を中止してください。

低出生体重児、新生児、乳児、幼児および小児に対する安全性は確立していません。 

 

他の薬との併用

以下の薬剤とべネース5mgの併用は、絶対におやめください。
・デキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコールまたはポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスの施行(リポソーバー、イムソーバTR、セルソーバ): ショックを起こすことがあります。
・アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69)を用いた血液透析: アナフィラキシー症状が発現することがあります。

以下の薬剤とベネース5mgを併用する場合、充分に注意してください。
・カリウム保持性利尿剤(スピロノラクトン、トリアムテレンなど)、カリウム製剤: 血清カリウム値が上昇することがあります。
・カリジノゲナーゼ製剤: ベネース5mgとの併用により過度の血圧低下が引き起こされる可能性があります。
・ほかの降圧剤(利尿降圧剤、グアネチジン硫酸塩など)、ニトログリセリン製剤: 降圧作用が増強されることがあります。
・リチウム製剤(炭酸リチウム): リチウム中毒を起こすことがあります。
・非ステロイド性消炎鎮痛剤(インドメタシンなど): 降圧作用が減弱されることがあります。

 

誤って大量に服用した場合

医師の診断を受けてください。

 

服用し忘れた場合

気付いたときにすぐに服用してください。
次回の服用時間が近い場合は、服用し忘れた分は飛ばして、次回分から服用してください。
2回分を1回に服用することは絶対におやめください。

 

副作用

ベネース5mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。
以下の症状や、他に気になる症状が発現し継続する場合には医師に相談してください。

●主な副作用
発疹、そう痒、光線過敏症、BUN上昇、血清クレアチニンの上昇、たんぱく尿、頻尿、貧血、白血球減少、血小板減少、好酸球増多、めまい、ふらつき、頭痛、眠気、不眠、不安、協調異常、いらいら感、抗うつ、過度の血圧低下、胸部不快感、動悸、起立性低血圧、吐き気、嘔吐、便秘、胃のもたれ、心窩部痛、腹部膨満感、下痢、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇、LDH上昇、咽頭部不快感、せき、副鼻腔炎、血清カリウム値上昇、血清ナトリウム値低下、CK(CPK)上昇、尿酸上昇、ほてり、倦怠感、脱力感、口唇乾燥感、味覚異常、霧視、肩こり、むくみ、耳鳴、手指関節腫賑、知覚異常、性欲減退、口渇、背部痛、インポテンス、低血糖、関節痛、筋肉痛

●極稀に起こる重篤な副作用
血管浮腫、急性腎不全、高カリウム血症、肝炎、肝機能障害、黄だん、無顆粒球症、好中球減少、すい炎、ネフローゼ症候群(類薬での副作用)、天疱瘡様症状(類薬での副作用)

 

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