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2013-01-22

ソース(記事原文):About.com

乳癌の高リスク女性に対する予防薬としてのタモキシフェン

About.com(2013年1月22日)― パム・スティーブン(Pam Stephan)著

英国では、主力医薬品であるタモキシフェンが、乳癌に対する予防薬として投与されるようになる可能性がある。今回、エストロゲン阻害薬の処方対象となる患者は、乳癌発症の強い家族歴を持つ人で、リスクが高いか、やや高い人となる。乳癌と診断されたことはないが、遺伝要因に基づくリスクを有している閉経前の若い女性にも、タモキシフェンが投与される可能性がある。

英国立医療技術評価機構(NICE)は、臨床試験により有効性が示されたことで、予防法としてタモキシフェンを認可した。乳癌の高リスク患者は、乳癌発生リスクを約50%~70%低下させるため、5年間にわたり同剤を毎日服用することになるが、これはちょうど癌患者が再発を予防するために行うのと同じ方法である。この5年間にわたる抗エストロゲン剤(タモキシフェン)の効果は、20年間にもわたり続くと考えられる。このことは、乳癌素因を有する人に対するもう一つの選択肢である予防的な両側乳房切除に代わる素晴らしい選択肢となることを示している可能性がある。

タモキシフェンには若干のリスク(副作用)があるので、いくつかの注意事項がある:同剤は誰にでも効果を示すものではなく、エストロゲン陰性の乳癌には予防効果がない。乳癌を治療している近親者がいる場合、自分のリスク因子について医師に相談し、リスクを低下させる方法を学ぶべきである。家族の診断に関する詳細を確認して、診察時に伝えるようにする。同剤は受胎能に影響を及ぼすので、服用に関する是非について議論する心構えが必要である。また、多くの更年期症状を有する女性に投与されることになる。同剤を服用しなければならない乳癌患者は、副作用のせいで、5年間処方されるタモキシフェンを必ずしも最後まで続けられるわけではない。リスク、生活習慣、および遺伝的影響に基づき、十分に情報を集めた上で賢明な判断を下すことが望まれる。


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