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2014-06-24

ソース(記事原文):デイリー・トロージャン

研究がアルコール中毒に対して可能な治療を見出す

デイリー・トロージャン(2014年6月24日) ― 南カルフォルニア大学薬学部(USC School of Pharmacy)の研究が、一般的な抗寄生虫薬を使用してアルコール使用障害を治療する、新しい薬物治療の可能性を見出した。

イベルメクチンという薬剤は従来、人や動物の寄生虫感染治療に使用されてきた。

しかし、同大学同学部による5年間の動物実験の結果、イベルメクチンにはそれ以上の効果がある可能性が明らかになった。

研究チームは、マウスにイベルメクチン30ミリグラムを投与すると、社会的飲酒モデル、多量飲酒モデルともに、アルコール摂取量が減少したことを発見した。

ミーガン・ヤードレー(Megan Yardley)は今年8月に同大学の薬学部で博士号を取得する予定だが、この研究チームが5年前に初めて動物実験を始めたときにチームに参加した。ヤードレーは動物でのデータが非常に有望であることに気付き、FDAはチームが続けて被験者による臨床試験を行うことを承認した。

「臨床試験を早急に開始する準備は整っている」とヤードレー。

ヤードレーは、臨床試験からどんな結果が得られそうかについては時期尚早であるとしたが、この薬の可能性は今後数ヶ月でより明確になるだろうと述べた。

「うまくいけば3ヶ月で、我々はその薬の作用、つまりアルコールを消費する際に人々が感じる欲求や気持ちのよくなる効力を低下させるかどうかについて、もっと理解が深まっているだろう」とヤードレーは述べた。

チームの最大の不安の一つは、イベルメクチンを定期的に使用した場合に生じ得る副作用である。現在の適応症で本剤が服用されるのは年に数回のみであるが、アルコール使用障害はそれよりはるかに長期に亘る問題で、頻繁な治療が必要である。

「[イベルメクチンは]いくつかの扉を開いたが、ここで再び、我々はより多くの毒性試験を行い、イベルメクチンへのこの慢性暴露が問題にならないだろうということを確認する必要がある」とヤードリーは述べた。「本当に有望に思えるし、臨床研究で我々は多くのことがわかるだろう」

有望な属性の一部として、イベルメクチンが不安を引き起こさず、報酬特性がないことが挙げられる。この二つの特徴が存在する場合、アルコール使用障害患者の治療は難しいだろう。

この治療薬の臨床試験が上手くいけば、米国で1,800万人と報告されたアルコール使用障害患者に歓迎される救済法となる可能性がある。

世界保健機関の統計は、アルコール消費に起因して2012年だけで330万人が死亡したと伝えている。


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