ランクス (ラノラジン) 500mg

540 円!! 日本人の死因、第2位の狭心症の治療薬!有効成分のラノラジンはその優れた効用で2006年にアメリカのFDAに認可されたばかりの新しい成分!不整脈にも効果が期待!

Ranx (Ranolazine) - 500mg (10 Tablets)

■ 10錠

価格:540 円

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有効成分

ラノラジン(Ranolazine)

 

製造国

インド

 

製造元

Cadila Healthcare Ltd.

 

使用量

18歳以上、および成人:1日2回、1回500mg(1錠)の服用から始めます。

服用量は、医師の判断によって1日2日、最大服用量は1回1000mgまで増やすことができますが、これ以上の量を服用することはお避け下さい。

食前、食後に関係なく服用できます。
錠剤をつぶしたり、噛みくだいたりすることはお避け下さい。

 

商品詳細

ランクス500mgは有効成分を塩酸ラノラジンとする慢性狭心症の治療薬です。

狭心症とは、心筋の冠動脈の狭窄や痙攣によって、心筋に十分な血液(酸素)が行き渡らない虚血状態によって引き起こされる冠動脈疾患で、発作的な胸の痛みや圧迫痛を特徴とします。

大きく分けると運動時に症状のでる労作性強心症と、安静時に症状のでる安静時狭心症とがあります。
労作性狭心症は、過去3週間の状態が安定している安定狭心症と、発作や症状に規則性のない不安定狭心症とに分類されます。
安定型狭心症は決まった時間や同じ動作を行った時に発症し、数秒で治まるのが特徴です。しかし症状が軽く思われても原因となる動脈硬化の進行によって、症状が急変する可能性もあります。
不安定狭心症は、定期性の無い発作の発現が特徴で、その程度も時により軽度であったり、重度であったりとさまざまなものです。
また、一説には心筋梗塞の前触れとするものもあります。

さらに、これらの他にも冠動脈の狭窄状況や、発作の程度、及び発症頻度に従って、増悪性狭心症、冠攣縮性狭心症、器質型狭心症、異形狭心症、神経性狭心症などと分類されるものがあります。

人間の心臓は日に約10万回もの収縮と拡張を繰り返し、1日約7,000リットルもの血液を全身に送り出しています。
このような働きを維持するために、心臓は大量の酸素と栄養を必要としていますが、このような酸素と栄養を心臓に供給しているのが、冠動脈と呼ばれる心筋に張り巡らせられている血管です。

冠動脈内にアテロームと呼ばれるコレステロールなどの脂肪物質が蓄積されると、血管の内腔が狭められ、部分的に血流が遮断されることになります。
また、蓄積されたアテローム肥大化によって形成された血栓や塞栓は、冠動脈の他の部分の血流をも遮断することになります。
このような血管狭窄や、また血管の攣縮によって心筋が必要とする酸素需要量が供給されなくなると、心筋の虚血状態が引き起こされて、発作的に胸の痛みや圧迫感といった狭心症の症状が引き起こされることになります。

ランクス500mgの有効成分であるラノラジンの作用機序については解明されていません。
一説では、ラノラジンには細胞内のナトリウムイオンの濃度を変化させる作用があり、心筋の収縮を引き起こすカルシウムチャンネルに影響を与えることから、狭心症の症状が緩和させられると考えられています。
また、硝酸塩(ニトログリセリン)やβ遮断薬などの他の狭心症治療薬と異なり、ラノラジンは患者の心拍数や血圧に影響を与えないため、これらの薬剤に不応性の患者への第一選択薬とされています。

アテロームの蓄積の誘因因子は、高血圧、高脂血、糖尿病、肥満、運動不足、ストレス、喫煙など、俗に言われる生活習慣病因子と同じものが挙げられています。
また近年ではメタボリックシンドロームといわれる中性脂肪の蓄積も狭心症の原因の一つとして指摘されています。
狭心症自体は薬物療法や外科療法によって治癒されることも多くなりましたが、それらはあくまでも対処療法となり、狭心症の発症を抑えるものではありません。
日頃から高カロリーの食事を避ける、適度な運動をする、ストレスをためないなどといった生活習慣の改善が狭心症の予防としても最も有効になります。

 

他の商品との比較

ラテノール500mgは2006年1月31日にアメリカのFDA(米国食品医薬品局)によって認可された、狭心症の新しい治療薬です。

565人を対象として、ラノラジンと偽薬との比較を調査した、ERICA(慢性狭心症におけるラノラジンの有益性)における結果は以下のようになります。
<1週間の狭心症発作の平均回数>
偽薬使用者:4.3
ラノラジン使用者:3.3

<ニトログリセリンの平均使用回数>
偽薬使用者:3.6
ラノラジン使用者:2.7

さらに823人が参加したCARISA(安定型狭心症におけるラノラジンの評価)では、ラノラジン750mg服用、ラノラジン1000mg服用、及び偽薬の服用の比較が行われました。
<1週間における狭心症発作の平均回数>
ラノラジン750mg服用:2.5
ラノラジン1000mg服用:2.1
偽薬服用:3.3

<ニトログリセリンの使用回数>
ラノラジン750mg服用:2.1
ラノラジン1000mg服用:1.8
偽薬服用:3.1

加えて最近実施されている、Merlin TIMI 36 Trialという研究において、はっきりした有益性は確証されなかったもの、ラノラジンのQT間隔延長作用についての懸念を緩和する結果がでたところから、不整脈や糖尿病の患者における使用にも期待され、研究がすすめられています。

ラノラジンを有効成分とする薬は日本では販売されていませんが、海外ではRanex(Giliad Science)や、Ranozexがあります。

日本で一般的に用いられている、狭心症の薬には、抗凝固薬のワーファリン錠(エーザイ)、抗血小板薬のバファリン配合錠(エーザイ)、β遮断薬のヘルツベース錠(日医工)、ACE(アンジオテンシン変換)阻害薬のタツジピン錠(辰巳化学)、カルシウム拮抗薬のジルチアアゼム塩酸塩錠(ニプロファーマ)、硝酸薬のニトロダームTTS25mg(ノバルティスファーマ)、オピオイド薬のアヘンチンキ(第一三共)などがあります。

また、アニストレプラーゼなどを有効成分とする血栓溶解薬や、アブキシマブなどを有効成分とする糖タンパクIIb阻害薬などが用いられる場合もあります。

 

特別な注意

ランクス500mgの有効成分であるラノラジン、及びその他の成分に過敏症である方は、ランクス500mgのご使用をお避けください。

ラノラジンには、服用量に比例してQT間隔(心拍を発生させる電気刺激の伝導)を延長させる作用が認められています。 
Merlin TIMI 36 Trialという研究において、ラノラジンのQT間隔延長作用がどこまで悪影響を与えるかという点において議論され、現在も研究がすすめられています。
QT間隔の延長は不整脈の誘発や、突然死を引き起こす可能性があるため、規定量以上の服用や、QT隔延長作用薬を使用している患者における使用は現時点では禁忌とされています。

ランクス500mgは肝臓で代謝されます。肝機能障害者においては、有効成分のラノラジンの血漿中濃度が30-60%上昇させられ、QT間隔の延長を引き起こす可能性があるため、使用は禁忌とされています。

ランクス500mgは主に腎臓で排泄されるため、腎機能障害を患っている方においては有効成分であるラノラジンの血漿中濃度が約50%上昇するとされています。
腎機能障害の方におけるランクス500mgを使用する場合には事前に医師と相談するようにしてください。

18歳未満におけるランクス500mg使用による安全性は確立されていないため、ご使用はお避け下さい。

妊娠中の使用におけるランクス500mgの安全性は確立されていません。
妊娠中の方や、妊娠を計画している方はランクス500mgの使用を極力避け、医師によって、その薬理効果が危険性を上回ると判断された場合のみ、使用するようにしてください。

ランクス500mgの有効成分のラノラジンが母乳中に排出されるかどうかは解明されていないため、授乳中の方におけるランクス500mgのご使用は、医師によって薬理効果が危険性を上回ると判断された場合のみ、使用するようにしてください。

ランクス500mgの服用によって、目眩等の症状が現れる場合があります。
車の運転や、機械の操作は極力避けるようにしてください。

グレープフルーツの成分であるナリンジンはCYP3Aを阻害し、ランクス500mgの薬理作用を阻害する作用があります。
ランクス500mgを服用中のグレープフルーツ、グレープフルーツジュースを含んだ食品の摂取はお避け下さい。

他の疾患で医療機関による診察を受ける場合、及び歯科手術を含めた手術を受ける場合には全ての医師にランクス500mgの使用を伝えてください。

子供の手の届かないところで乾燥した涼しい場所で保管し、熱や湿気から保護して下さい。

使用期限を超過したもの、外箱に損傷があるものの服用はお避けください。

 

他の薬との併用

ランクス500mgの有効成分のラノラジンは肝臓のCYP3A酵素で主に代謝されます。
従って以下にあげるようなCYP3Aとの併用は禁忌とされています。

・イミダゾール系抗真菌薬のケトコナゾール
・トリアゾール系抗真菌薬のイトラコナゾール
・マクロライド系抗生物質のクラリスロマイシン
・抗うつ薬のネファドゾン
・HIVプロテアーゼ阻害作用のエイズ治療薬であるネルフィナビル、リトナビル、インナビル、サキナビル

これらは強力なCYP3A阻害薬です。例としてケトコナゾールの1日200mgの服用によって、ラノラジンの定常状態の血漿中濃度が3.2倍に上昇することが報告されています。

・ベンゾチアゼピン系カルシウム拮抗薬のジルチアゼム
・フェニルアルキルアミン系カルシウム拮抗薬のベラパミル
・NK-1拮抗作用による制吐薬であるアプレピタント
・マクロライド系抗生物質のエリスロマイシン
・トリアゾール系抗真菌薬のフルコナゾール

これらは中程度のCYP3A阻害薬です。
これらの薬とランクス500mgを併用する場合には、ランクス500mgの服用量を1回500mgとして下さい。
1日180-360gのジルチアゼムの服用や、1日3回120mgのベラパミルを服用した場合、ラノラジンの定常状態の血漿中濃度が2倍に上昇することが報告されています

また、以下の様なCYP3A、およびP‐糖タンパク誘導作用のある薬剤と併用によってラノラジン(1回1000mgを1日2回服用)の血清中濃度の減少作用があります。
特に600mgのリファンピシンを服用とした場合、ラノラジン(1回1000mgを1日2回服用)の血清中濃度が最大で95%ほども減少させられたとの報告があります。

・抗結核薬のリファンピシン、リファブチン
・抗てんかん、催眠薬のフェノバルビタール
・ビダントイン系抗てんかん薬のフェニトイン
・カルボキサミド系抗てんかん、統合神経失調薬のカルバマゼピン
・セイヨウオトギリソウ

Na+ポンプ阻害作用による強心薬のジゴキシンはランクス500mgとの併用によって、の血清中濃度1.5倍程上昇することが知られています。
併用する場合には、ジゴキシンの服用量の調整が必要となる場合があります。

同様に、エイズ治療薬のリトナビルや免疫抑制剤のシクロスポリンなどの、P-糖タンパク質基質を持つ薬剤はランクス500mgと併用されることによって、血清中濃度が上昇することがあるために、服用量の調整が必要となる場合があります。

有効成分のラノラジンはCYP2D6を阻害します。
そのため、CYP2D6 によって代謝される、三環系抗うつ薬や抗精神病薬の代謝機能が阻害され、それらの血漿中濃度が上昇させられることによる作用の増強が懸念されます。

上記以外の薬剤においても、併用する場合には必ず医師或いは薬剤師と相談し、安全性を確認してからご使用ください。

 

誤って大量に服用した場合

ランクス 500mgを過剰摂取した場合は、緊急に医師の処置を受けてください。
過剰摂取によってめまい、吐き気、嘔吐、複視、感覚異常、混乱等の症状が現れる場合があります。

 

服用し忘れた場合

ランクス 500mgの服用を忘れた場合には、忘れた分を飛ばして、次の分から服用してください。
忘れたからと言って、一度に2回分を服用することはしないで下さい。

 

副作用

ランクス 500mgの副作用としては以下にあげるような症状があります。これらの症状や他の気になる症状が発現し、継続する場合には医師の診断を受けるようにしてください。

・主な副作用
めまい、吐き気、便秘、頭痛

・稀に起こる重篤な副作用
早く、胸打つような動機、不整脈、呼吸困難、卒倒

 

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