アザチオプリン(アザチオプリン)50mg

530 円!! 免疫細胞の増殖を抑制して免疫機能作用を発揮!腎臓、肝臓、心臓、肺などの臓器移植で起こる拒絶反応を抑えます!クローン病や潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患に対しても効果を発揮!
注意:こちらの商品は細胞障害性(細胞毒性)薬を有する薬であるため、香港のヘルスデパートメントによって発送時に特別な表記をすることが義務付けられております。

Azathioprine (Azathioprine) - 50mg (10 Tablets)

■ 10錠

価格:530 円

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有効成分

アザチオプリン(Azathioprine)

 

製造国

インド

 

製造元

Alkem Laboratolies

 

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の使用においては医師の指示に基づき、適切な量を使用するようにしてください。

●移植
実行する免疫抑制療法により、治療初日に1日5mg/kgを経口服用します。
通常、維持量として1日1-4mg/kgを経口服用しますが、状況および血液学的耐性により増減します。
移植片拒絶を防ぐため、例え少量でも無期限に服用することが推奨されています。

●その他
通常、服用開始量として1-3mg/kgを服用しますが、状況および血液学的耐性により増減します。
明確な治療反応が出た場合、最低限維持量まで減量するのがよいとされています。
その後3ヵ月以内に特に変化がない場合は、アザチオプリン50mgの服用中止を考慮してください。

維持量は1日1mg未満/kgから3mg/kgとし、状況および血液学的耐性により増減します。
腎臓および/または肝臓に障害がある場合、通常服用量の下限を服用してください。

 

商品詳細

アザチオプリン50mgは免疫抑制剤で、一般的に単剤または免疫反応に関連するほかの薬や治療と併用します。 通常、薬の効果は数週間から数ヵ月後に現われ、ステロイド節約効果があるため、高服用量による毒性や副腎皮質ステロイドの長期依存による毒性を減らすことも可能です。 また、副腎皮質ステロイドおよび/またはほかの免疫抑制剤や免疫抑制治療とアザチオプリン50mgを併用することにより、腎移植、心臓移植、肝臓移植などの臓器移植の活性を高め、腎臓移植患者の副腎皮質ステロイドの依存性を減少させます。
これ以外にも、重篤な慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、皮膚節炎、多発性筋炎、慢性自己免疫活動性肝炎、尋常性天疱瘡、結節性多発動脈炎、自己免疫溶血性貧血、慢性難治性特発性血小板減少性紫斑病にも効果を現わします。

体内に侵入してきた細菌やウイルスなど、「自分以外」の外敵から身を守る生体防御機能のことを「免疫」といいますが、この働きに関わる免疫細胞がリンパ球をはじめとした白血球です。
リンパ球のような免疫細胞は、体内に侵入してきた異物の選別、その情報の伝達、攻撃、排除などに加え、異物に対して抗体を産出するなどの役割を持っており、このシステムが正常に機能することによって体が健康に保たれます。 しかしながらこの免疫機能が原因となり、身体にとって不利な症状が起こることもあります。 その代表的な疾病が喘息やアレルギーで、ほかにも自己免疫疾患や臓器移植による拒絶反応も免疫機能が働くことによって起こります。
自己免疫疾患は何らかの原因により、本来であれば起こるはずのない自分の細胞や組織に対して免疫反応が起こってしまう疾患で、全身にわたって臓器が障害される全身性自己免疫疾患と、特定の臓器だけが影響を受ける臓器特異的疾患の2種類に分けられます。 前者では関節リウマチ、皮膚筋炎、結節性多発動脈炎、全身性エリテマトーデスなどが挙げられ、また後者ではギラン・バレー症候群、自己免疫性膵(すい)炎、自己免疫性溶血性貧血、バセドウ病、妊娠性疱疹などがあります。いまだに詳しい原因は解明されていませんが、ストレスによる免疫力の低下、攻撃の対象となる組織細胞の異質化、ホルモンなどがその発症に関わっているのではないかとも考えられています。

人間の体は約60兆個の細胞から構成されていると言われており、細胞のひとつひとつはMHC(主要組織適合遺伝子複合体)クラスI分子により、その人固有の細胞であると認識されます。一卵性双生児を除いて、まったく同じMCHクラスI分子を持つ人はほとんどいません。ただし兄弟姉妹の場合は約25%の確率で一致すると言われています。 臓器移植の場合、臓器を提供する人と受け取る側ではこのMCHクラスI分子が異なる場合がほとんどです。そのため受け取り側の体はこの移植された臓器を異物として認識し、排除しようとします。 これが拒絶反応です。

このような免疫反応を起こさせないようにするのが免疫抑制剤です。 免疫抑制剤はその作用機序からT細胞機能抑制剤、ステロイド剤、代謝拮抗剤、拒絶反応治療薬に分けられますが、アザチオプリン50mgはこのうち代謝拮抗剤に属します。 代謝拮抗剤は核酸の構成成分や、核酸の合成酵素に化学的構造が似ている物質を代わりに導入し、不完全なDNAを合成させることでその細胞を死滅させます。
DNAやRNAは核酸と呼ばれる遺伝情報を保持する物質で、免疫機能に対してはその働きを正常に保つ役割をしています。 核酸の最小単位が塩基と糖が結合したヌクレオチドと呼ばれる化合物で、骨格の違いに基づいてアデニンとグアニンはプリン塩基に、シトシン、チミン、ウラシルがピリミジン塩基に分類されています。
アザチオプリン50mgの有効成分であるアザチオプリンは生体内でまず6-メルカプトプリン(6-MP)に変換され、その後さらにチオイノシン酸(TIMP)に変換されます。 チオイノシン酸はプリン塩基合成過程の中間体であるイノシン酸と拮抗し、イノシン酸からアデニンやグアニンを合成する酵素の働きを阻害することによって、アデニンやグアニンの合成を阻害します。 この阻害作用によりプリン塩基を構成するヌクレチオドが減少させられDNA、およびRNAの合成が停止させられます。
その結果、体内に侵入してきた異物を認識する働きを持つ活性化T細胞や、体内で抗体を産生するB細胞といった免疫細胞の増殖が抑制されることから、免疫抑制機能を示します。

近年、移植医療の大きな進歩の中で最も広範に実施されている免疫抑制療法はシクロスポリン、タクロリムスを主剤とする多剤併用療法ですが、アザチオプリン50mgの有効成分であるアザチオプリンは、40 年近い使用経験からその特徴および問題点は熟知されており、いまだに多くの移植例で多剤併用レジメンを構成する一薬剤として、重要な役割を果たしています。

 

他の商品との比較

生体内で速やかに6-メルカプトプリンに分解され、核酸合成を阻害することにより免疫抑制作用を発揮します。

免疫抑制剤の多剤併用療法を構成する一薬剤として、ほかの免疫抑制剤の用量調節を副作用軽減の点から可能にするなど、補完的な役割を果たします。

腎移植における免疫抑制剤として、30年以上使用され続けている実績があります。

ステロイド依存性のクローン病の人に対するステロイドとの併用での緩解導入療法において、再燃を抑制しながらステロイドの漸減を可能とし、緩解へと導きます。

ステロイド依存性のクローン病および潰瘍性大腸炎の人に対する緩解維持療法において、ステロイドの減量・離脱効果および緩解維持効果を有します。

治療抵抗性のリウマチ性疾患に対し海外では標準的治療法として位置づけられており、有用性が認められています。

アザチオプリンを有効成分とした薬は、日本ではアザニン(田辺三菱製薬)、イムラン(グラクソ・スミスクライン)の名前で発売されています。

海外では、Azamun、Azanin、Azasan、Ccucol、Imuran、Imurek、Imurel、Muranなどの名前で発売されています。

 

特別な注意

以下の場合、アザチオプリン50mgを絶対に服用しないでください。
・アザチオプリン50mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
・白血球数300立方ミリ以下の人: 白血球数がさらに減少することがあります。
・フェブキソスタットを使用中の人
・妊婦または妊娠している可能性のある人

【警告】
・臓器移植におけるアザチオプリン50mgの使用は、免疫抑制療法および移植患者の管理に精通している医師またはその指導のもとで行なってください。
・治療抵抗性のリウマチ性疾患にアザチオプリン50mgを使用する場合には、緊急時に充分対応できる医療施設において、アザチオプリン50mgについての充分な知識と治療抵抗性のリウマチ性疾患治療の経験を持つ医師のもとで行なってください。

【慎重服用】
・骨髄機能抑制のある人: 骨髄機能をさらに抑制するおそれがあります。
・感染症を合併している人: 骨髄機能を抑制し、出血傾向を増悪させるおそれがあります。
・出血性素因のある人: 骨髄機能を抑制し、出血傾向を増悪させるおそれがあります。
・肝機能障害または肝炎の病歴のある人: 肝機能障害の発現・増悪または骨髄機能抑制が現われるおそれがあります。
・腎不全のある人: 骨髄抑制機能が現われるおそれがあります。
・水痘患者: 致命的な全身症状が現われるおそれがあります。
・アロプリノールを服用中の人: 骨髄抑制などの副作用を増強します。

【重要な基本的注意】
・骨髄機能抑制、肝機能障害などの重篤な副作用が起こることがあります。
・感染症、出血傾向の発現または増悪に充分注意してください。
・アザチオプリン50mg服用中に水痘または帯状疱疹に感染すると、致命的な経過をたどることがあるため、以下に注意してください。
1.アザチオプリン50mg服用前に水痘または帯状疱疹の既往や予防接種の有無を確認してください。
2.水痘または帯状疱疹の既往のない人においては、水痘または帯状疱疹への感染を極力防ぐよう常に充分な配慮と観察を行なってください。
3.水痘または滞情疱疹の既往や予防接種を受けたことのある人でも、アザチオプリン50mg服用中は水痘または帯状疱疹を発症する可能性があります。
・小児が服用する場合は、副作用の発現に特に注意して慎重に服用してください。
・小児および生殖可能な年齢の人が服用する場合、性腺および生殖能に対する影響を考慮してください。
・アザチオプリン50mg服用中の人において、リンパ球に染色体異常を有する児が出生したとの症例報告があります。また動物実験で催奇形性作用が報告されているので、アザチオプリン50mg服用中は男女ともに避妊を行なってください。
・ほかの免疫抑制剤と併用する場合には、過度の免疫抑制により感染に対する感受性の上昇、悪性リンパ腫およびほかの悪性腫瘍が発現する可能性があるので、有効最低限の免疫抑制を維持するなど充分注意してください。
また非ホジキンリンパ腫およびカポジ肉腫は免疫抑制剤の減量もしくは服用中止により、退行(退縮)するとの報告があります。
・免疫抑制剤を使用したB型肝炎ウイルスキャリアの人において、B型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎が現れることがあります。またHBS抗原陰性の人において、免疫抑制剤の使用開始後にB型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎を発症した症例が報告されています。さらにC型肝炎ウイルスキャリアの人において、免疫抑制剤の使用開始後にC型肝炎の悪化がみられることがあります。肝炎ウイルスキャリアの人にアザチオプリン50mgを使用する場合は、肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行なうなど、B型肝炎ウイルスの再活性化やC型肝炎の悪化の兆候や症状の発現に注意してください。

【効能・効果に関連する使用上の注意】
・アザチオプリン50mgを臓器移植における拒絶反応の抑制を目的として服用する場合は、副腎皮質ステロイドやほかの免疫抑制剤との併用で使用してください。
・アザチオプリン50mgをステロイド依存性のクローン病およびステロイド依存性の潰瘍性大腸炎を有する人が服用する場合は、ほかの標準的な治療法では充分に効果が得られない人に限って使用してください。
なお、アザチオプリン50mgをステロイド依存性のクローン病における緩解導入を目的として服用する場合は、副腎皮質ステロイドとの併用で使用してください。
・アザチオプリン50mgを治療抵抗性のリウマチ性疾患に使用する場合は、副腎皮質ステロイドなどとの併用を考慮してください。

【用法・用量に関連する使用上の注意】
・肝機能障害または腎不全のある人は、服用量を通常服用量の下限とすることが望ましいとされています。
・ステロイド依存性のクローン病およびステロイド依存性の潰瘍性大腸炎の人では、2年血度を目安にアザチオプリン50mgの服用継続の要否を検討してください。
なお臨床的な治療効果は3-4ヵ月の服用では現われない場合があります。
・アザチオプリン50mgを治療抵抗性のリウマチ性疾患に使用する場合、アザチオプリン50mgの治療効果が認められた際には効果を維持できる最低量用まで減量することを検討してください。

【その他の注意】
・長波の紫外線と相乗的に作用して染色体異常を起こすとの報告があります。
・免疫抑制剤による治療を受けた人は皮膚がんが発症する可能性が高いため、UVカット素材の衣類の着用やサンスクリーンを使用し、日光の直接照射を避けてください。
・肝中心静脈閉塞(症)、結節性再生性過形成などの所見を認めたとの報告があります。
・チオプリンメチルトランスフェラーゼ(TPMT)が遺伝的に欠損している人においては、骨髄抑制が現れやすいとの報告があります。
・TPMT活性が遺伝的に欠損している人がTPMTを阻害する薬剤(アミノサリチル酸誘導体など)とアザチオプリン50mgを併用する場合、骨髄抑制が増強される可能性があります。
・アザチオプリン50mgの活性代謝物である6-メルカプトプリンと細胞毒性のある薬剤を併用した場合、TPMT活性の低い人では、二次性白血病や骨髄異形成症候群の発現リスクが上昇するとの報告があります。
・副腎皮質ステロイド剤を含む免疫抑制治療を受けている臓器移植患者において大腸炎、憩室炎ならびに腸管穿孔など重篤な消化器症状の発現が報告されています。

一般に高齢者では生理機能が低下しているので、減量するなど注意してください。

授乳婦の服用に対する安全性は確立していないため、授乳中の人が服用する場合は授乳を中止してください。

小児などに対する安全性は確立していません。

 

他の薬との併用

以下の薬剤とアザチオプリン50mgを、絶対に併用しないでください。
・生ワクチン(乾燥弱毒生麻しんワクチン、乾燥弱毒生風しんワクチン、経口生ポリオワクチン、乾燥BCGなど): 免疫抑制化で生ワクチンを接種すると発症するおそれがあります。
・フェブキソスタット: 骨髄抑制などの副作用を増強する可能性があります。

以下の薬剤とアザチオプリン50mgを併用する場合、充分に注意してください。
・アロプリノール: 骨髄抑制などの副作用を増強します。併用する場合には、アザチオプリンを通常使用量の1/3-1/4に減量してください。
・ワルファリン: 抗凝血作用が減弱することがあります。併用する場合には、凝固能の変動に充分注意しながら使用してください。
・不活化ワクチン(B型肝炎ワクチン、インフルエンザワクチンなど): 不活化ワクチンの作用を減弱させるとの報告があります。
・細胞障害または骨髄抑制作用のある薬剤(ペニシラミンなど): 骨髄抑制が起こるおそれがあります。
・カプトプリル、エナラプリル: 骨髄抑制が起こるおそれがあります。
・アミノサリチル酸誘導体(メサラジン、サラゾスルファ、ピリジンなど): 骨髄抑制が起こるおそれがあります。併用する場合には、アザチオプリンの減量を考慮してください。
・リバビリン: 骨髄抑制が起こるおそれがあります。
・メトトレキサート: 6-MPのAUGが上昇するおそれがあります。併用する場合には、適切な白血球数を維持するよう用量を調節してください。

 

誤って大量に服用した場合

医師の診断を受けてください。

 

服用し忘れた場合

気付いたときにすぐに服用してください。
次回の服用時間が近い場合は、服用し忘れた分は飛ばして、次回分から服用してください。
2回分を1回に服用することは絶対におやめください。

 

副作用

アザチオプリン50mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

●主な副作用
発疹、血管炎、腎機能障害、すい炎、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、心悸亢進、全身倦怠感、筋痛、関節痛、発熱、悪寒、脱毛、口内炎、舌炎、めまい

●極稀に起こる重篤な副作用
血液障害(再生不良性貧血、汎血球減少、貧血、巨赤芽球性貧血、赤血球形成不全、無顆粒球症、血小板減少、出血)、ショック様症状(悪寒、戦慄、血圧降下など)、感染症、肝機能障害、黄だん、悪性新生物(悪性リンパ腫、皮膚がん、肉腫、子宮頚がん、急性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群など)、間質性肺炎)発熱、せき、呼吸困難、捻髪音、胸部X線異常、動脈血酸素分圧低下などを伴う)、重度の下痢、進行性多巣性白質脳症(PML)

 

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