アキュプリル (塩酸キナプリル) 20mg

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血管、心臓、腎臓などの血管を持続的に拡張するため、安定した降圧効果が期待できます!心肥大抑制効果も持つ高血圧治療薬!コナンのジェネリック薬!

Accupril (Quinapril Hydrochloride) - 20mg (30 Tablets)

■ 30錠

価格:1160 円

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有効成分

塩酸キナプリル(Quinapril Hydrochloride)

 

製造国

ドイツ(ニュージーランド・オーストラリア市場向け)

 

製造元

ファイザー株式会社 (Pfizer)

 

使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

【単剤治療】
通常、利尿剤を服用していない成人は初期服用量として、1日1回10mgを経口服用します。
血圧状況を見ながら、服用量を増量(既存の服用量の倍)に増量し、1日20-40mgを1回、或いは2回にわけて服用し、これを維持量とします。

・服用量を増量する際は4週間の間隔をあけて増量するようにしてください。
・1日の最大服用量は80mgとします。

【利尿剤との併用治療】
利尿剤との併用治療として用いる場合には、症候性低血圧を避けるために、アキュプリルの初期服用量を1日5mg以下としてください。
その後、至適反応が現われるまで増量します。

【腎臓機能障害ある人】
クレアチニン・クリアランス値 >60ml/分: 最大推奨初期服用量10mg
クレアチニン・クリアランス値 30-60ml/分: 最大推奨初期服用量5mg
クレアチニン・クリアランス値 10-30ml/分: 最大推奨初期服用量2.5mg
クレアチニン・クリアランス値 <10ml/分: データなし
なお、至適反応が現われるまで増量します。

【心不全治療の人】
利尿剤やジギタリス製剤による心不全の通常治療に加え、アキュプリル10mgを併用する場合、推奨服用開始量は1日5mgです。
服用開始量に良好な耐容性を示した場合、最適服用量(最大服用量な1日40mgまで)を利尿剤、または心配当療法との併用療法として1日1回、或いは2回に分けて服用します。通常は1日10-20mgを利尿剤、または心配当療法と併用することで望ましい効果が表れるとされています。

 

商品詳細

アキュプリル20mgは、血圧を下げる効果を持つ高血圧の治療薬です。

一般に、高血圧の治療は薬剤治療、運動療法、食事療法、生活習慣の見直しなどを並行して行ないます。
このうち高血圧の治療薬には大きく分けて、利尿薬、β(ベータ)遮断薬、カルシウム拮抗薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬などがあり、それぞれ作用機序は異なりますが、ほとんどが血管を拡張することで降圧作用を示します。

このうちアキュプリル20mgの有効成分塩酸キナプリルは、俗にACE阻害薬と称されるアンジオテンシン変換酵素阻害薬に属する薬です。

アンジオテンシンとは昇圧作用を持つ生理活性物質のことで、I-IVまで4種類ありますが、このうちアンジオテンシンII-IVは、受容体と呼ばれる受け皿と結合することで心臓の収縮力を高め、細動脈を収縮させる作用を発揮するために血圧を上昇させる働きをします。
その中でもアンジオテンシンIIは特に強力な血管収縮作用を持っており、血管平滑筋を収縮し、副腎皮質からアルドステロンというホルモンの分泌を促進するなどの働きで昇圧作用をもたらします。
このアンジオテンシンIIは、昇圧作用を持たないアンジオテンシンIから変換したもので、この変換に関与しているのがアンジオテンシン変換酵素(ACE)です。

アキュプリル20mgの有効成分塩酸キナプリルは、服用後に消化管から吸収されて、キナプリラートという活性代謝物に変化し、血液中な血管壁などに存在するアンジオテンシン変換酵素を強力かつ持続的に阻害する働きを持つ成分です。
この作用によりアキュプリル20mgは、アンジオテンシンIが血圧上昇物質であるアンジオテンシンIIに変換する過程を抑制し、降圧作用を発揮します。
またアンジオテンシン変換酵素には、血管を拡張して血圧を低下させる作用を持つブラジキニンを分解してしまう働きもありますが、アキュプリル20mgはこの作用も阻害するために降圧系の増強も期待できます。

この系統の薬は高血圧症のなかでも、うっ血性心不全を合併した高血圧症や、アンジオテンシンIIの産生が高まる腎性高血圧症によく用いられ、血液、血管、心臓、腎臓のアンジオテンシン変換酵素を持続的に阻害するため、その効果も持続的です。
また研究報告によると、アンジオテンシン変換酵素阻害薬には高血圧症にもとづく心肥大の抑制効果もあるため、今後も大きな可能性を持つ薬とも言えます。

 

他の商品との比較

優れた降圧作用を発揮します。

動脈、心臓、腎臓のアンジオテンシン変換酵素に高い親和性を示します。

強力かつ持続的なアンジオテンシン変換酵素阻害作用を発揮します。

塩酸キナプリルを有効成分とした薬は、日本ではコナン(田辺三菱製薬)、また海外ではAccuprin、Accupro、Acequin、Acuitel、Korec、Quinazilなどの名前で発売されています。

 

特別な注意

以下の場合、アキュプリル20mgを絶対に服用しないでください。
・アキュプリル20mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
・血管浮腫の既往歴のある人(アンジオテンシン変換酵素阻害剤などの薬剤による血管浮腫、遺伝性血管浮腫、後天性血管浮腫、特発性血管浮腫など): 高度の呼吸困難を伴う血管浮腫を発現することがあります。
・デキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコールまたはポリエチレンテレフタレート用いた吸着器によるアフェレーシスを施行中の人: ショックを起こすことがあります。
・アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69)を用いた血液透析施行中の人: アナフィラキシー様症状を発現することがあります。
・妊婦または妊娠している可能性のある人: 妊娠中期および末期にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を服用した高血圧症の人で、羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、高カリウム血症、頭蓋の形成不全および羊水過少症によると推測される四肢の拘縮、頭蓋顔面の変形などが現われたとの報告があります。また、妊娠初期にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を服用した人において、胎児奇形の相対リスクが高くなるとの報告があります。

【慎重服用】
・両側性腎動脈狭窄のある人、または片腎で腎動脈狭窄のある人
・高カリウム血症の人
・重篤な腎機能障害のある人
・高齢者: アキュプリル20mgは腎臓から排泄されますが、高齢者では腎機能が低下していることが多いため高い血中濃度が持続するおそれがあり、副作用が発現または作用が増強しやすいこと、および、脳梗塞などが起こるおそれがあるため過度の降圧は好ましくないとされていることから、高齢者が使用する場合は低用量から服用を開始するなど、経過を充分に観察しながら慎重に服用してください。

【重要な基本的注意】
・両側性腎動脈狭窄のある人または片腎で腎動脈狭窄のある人においては、腎血流量の減少や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けてください。
・高カリウム血症の人においては、高カリウム血症を増悪させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けてください。
また、腎機能障害、コントロール不良の糖尿病により血清カリウム値が高くなりやすい人では、高カリウム血症が発現するおそれがあるので、血清カリウム値に注意してください。
・アキュプリル20mgの服用によって、以下の人では初回服用後に一過性の急激な血圧低下を起こす場合があるので、服用は少量から開始し、増量する場合は状態を観察しながら徐々に行なってください。
1)重症の高血圧症の人
2)血液透析中の人
3)利尿降圧剤服用中の人(特に最近、利尿降圧剤服用を開始した人)
4)厳重な減塩療法中の人
・降圧作用に基づくめまい、ふらつきなどが現われることがあるので、高所作業、自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際には注意してください。
・手術前24時間は服用しないことが望ましいとされています。

【用法・用量に関連する使用上の注意】
・重篤な腎機能障害のある人(クレアチニン・クリアランスが30ml/dlを超える場合)では、アキュプリル20mgは腎排泄性であり、また腎機能を低下させることがあるので低用量から服用を開始するか、もしくは服用間隔を延ばすなど、経過を充分に観察しながら慎重に服用してください。

授乳中の人は服用を避け、やむを得ず服用する場合には、授乳を中止してください。

小児に対する安全性は確立していません。

インスリンまたは経口血糖降下剤の服用中にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を服用することにより、低血糖が起こりやすいとの報告があります。

 

他の薬との併用

以下の薬剤とアキュプリル20mgは、絶対に併用しないでください。
・デキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコールまたはポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスの施行(リポソーバー、イムソーバTR、セルソーバ): ショックを起こすことがあります。
・アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた透析(AN69): アナフィラキシー様症状を発現することがあります。

以下の薬剤とアキュプリル20mgを併用する場合、注意してください。
・カリウム保持性利尿剤(スピロノラクトン、トリアムテレンなど)、カリウム製剤: 高カリウム血症、不整脈が現われることがあります。
・炭酸リチウム: ほかのACE阻害剤(カプトプリル、エナラプリルマレイン酸塩、リシノプリル)との併用により、リチウム中毒(運動失調、ふるえ、下痢、脱水状態、低血圧、乏尿)が報告されているので、リチウムと併用する場合は、血中のリチウム濃度に注意してください。
・テトラサイクリン: テトラサイクリンの効果を減弱します。
・非ステロイド性消炎鎮痛剤(インドメタシンなど): 降圧作用が減弱するとの報告があります。
また、腎機能障害を引き起こす可能性があるため、異常が認められた場合は服用を中止するなど、適切な措置を行なってください。
・利尿降圧剤(トリクロルメチアジド、ヒドロクロロチアジドなど): アキュプリル20mgを服用後、一過性の急激な血圧低下を起こすおそれがあるため、服用は少量から開始してください。
・カリジノゲナーゼ製剤: アキュプリル20mgとの併用により、過度の血圧低下が引き起こされる可能性があります。

 

誤って大量に服用した場合

医師の診断を受けてください。

 

服用し忘れた場合

気付いたときにすぐに服用してください。
次回の服用時間が近い場合は、服用し忘れた分は飛ばして、次回分から服用してください。
2回分を1回に服用することは絶対におやめください。

 

副作用

アキュプリル20mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

主な副作用
BUN上昇、血清クレアチニン上昇、発疹、そう痒、じんましん、顆粒球減少、赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット値低下、リンパ球減少、白血球増多、頭痛、めまい、ふらつき、耳鳴、立ちくらみ、もやもや感、下痢、口内炎、悪心、嘔吐、便秘、胸やけ、胃部不快感、腹痛、食欲不振、胸痛、動悸、過度の血圧低下、γ-GPT上昇、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇、LDH上昇、せき、痰、息苦しさ、咽頭炎、咽喉不快感、咽頭違和感、むくみ、味覚異常、尿酸上昇、発熱、低血糖、顔面潮紅、倦怠感、気分不良、冷汗、のどの渇き、しびれ、血清カリウム、CK(CPK)の上昇

極稀に起こる重篤な副作用
血管浮腫、急性腎不全、高カリウム血症、すい炎

 

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