硫酸フラミセチン／フラマイセチン／フラジオマイシン／ソフラマイシン／ネオマイシン(Framycetin Sulphate)

グラミシジン(Gramicidin)

デキサメタゾン(Dexamethasone)

 

ソフラマイシン点眼薬　（硫酸フラミセチン） 5mg　(5mlボトル)　310 円
Soframycin Eye Drops (Framycetin Sulphate IP) - 5mg (5mL)

ソフラマイシン スキンクリーム （硫酸フラミセチン）　1%　(30gチューブ)　350 円
Soframycin Cream (Framycetin Sulphate IP) - 1% w/w (30g Tube)

デキソナ （デキサメタゾン） 0.5mg　(20錠)　190 円
Dexona (Dexamethasone) - 0.5mg (20 Tablets)

ピリモン点眼薬（デキサメタゾン／クロラムフェニコール）0.1%/1%　(5mLボトル)　620 円
Pyrimon Eye Drop (Dexamethasone/Chloramphenicol) - 0.1% + 1% (5ml)

ゾクサン・ディー点眼／点耳薬（シプロフロキサシン／デキサメタゾン）0.3%/0.1%　(5ml)　880 円
Zoxan D Eye/Ear Drop (Ciprofloxacin HCL/Dexamethasone) - 0.3%/0.1% (5ml)

トバDM点眼薬（トブラマイシン／デキサメタゾン）3mg/1mg　(5ml)　710 円
Toba DM Eye Drop (Tobramycin/Dexamethasone) - 3mg/1mg (5ml)

ソフラコート点眼・点耳薬（硫酸フラミセチン／グラミシジン／デキサメタゾン）5mg/0.05mg/0.5mg　(5mlボトル)　280 円
Sofracort Eye Drops (Framycetin Sulphate IP) - 5mg (5mL)

デキソナ （デキサメタゾン） 0.5mg (30x30錠)　(30 x 30錠)　7000 円
Dexona (Dexamethasone) - 0.5mg (30 x 30 Tablets)

ゾクサン・ディー点眼／点耳薬（シプロフロキサシンIP／デキサメタゾン）0.3%/0.1%　(10ml )　1150 円
Zoxan D Eye/Ear Drop (Ciprofloxacin Hydrochloride IP/Dexamethasone) - 0.3%/0.1% (10mL)

 

インド

 

Aventis Pharma LTD

 

下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の使用においては医師の指示に基づき、適切な量を使用するようにしてください。

【使用方法】
1．金属の密封部分を取り除き、ストッパーを外します（外箱　図1）。
2．容器上部をきちんと固定します（外箱　図2、3）
3．先端部のカバーを外し、容器を傾けて、上部を適度に押しながら溶液を滴下します（外箱　図4）。
・使用後は必ず先端部にカバーをしてください。

●点眼薬として
急性の症状には、1回1-2滴を通常2-3日の間、1-2時間毎に使用します。
引き続き1回1、2滴を1日3-4回使用します。

●点耳薬として
頭を片側に傾け、1回2-3滴を1日3-4回、外耳道に滴下します。

 

ソフラコート点眼・点耳薬は、2種類の抗生物質とステロイド剤が配合された薬で、眼や耳の炎症性症状の治療に用いられています。

※眼における適応対象
・アレルギー性、細菌感染性、酒さ性結膜炎
・酒さ角膜炎
・強膜炎、上強膜炎
・虹彩毛様体炎
・上記以外の眼前部における炎症性症状

※耳における適応対象
・急性、および慢性の外耳炎
・外耳における炎症性、または脂漏性の各症状

炎症とは、人体組織が病原性微生物、アレルゲン、物理的、または科学的な要因といった、外界からの有害な刺激を受けて損傷した際に生じる充血、はれ、発熱、疼痛、かゆみといった症状です。損傷した組織は、プロスタグランジンやロイコトリエンなどの化学物質を放出することによって免疫細胞を呼び寄せ、有害物質の排除や、損傷した組織を修復させるように働きますが、その過程で発生するのが炎症です。炎症は人体のどの部位にも起こり得ますが、常に外界と接触している目や耳といった組織は、特に炎症が引き起こされやすいという傾向があります。

炎症を抑えるために用いられる薬の中でも最も一般的に用いられているのが、人体の副腎皮質から分泌されるホルモンの一種であるステロイドを人工的に合成したものを成分するステロイド剤です。 ホスホリパーゼという酵素の働きを阻害することによって、炎症を誘発する化学物質の生合成を根本的に遮断する作用や、白血球を中心とした免疫細胞の作用を抑制する作用を持ち、強い抗炎症作用、免疫抑制作用、抗アレルギー作用を発揮するのが特徴です。

このステロイド剤のデキサメタゾンに、ペプチド系抗生物質のグラミシジンとアミノグリコシド系抗生物質である硫酸フラミセチンが配合された薬液がソフラコート点眼・点耳薬です。有効成分のデキサメタゾンの抗炎症作用が炎症症状を効果的に抑制する一方で、グラミシジンと硫酸フラミセチンが細菌細胞膜の変質作用や細菌タンパク質合成阻害作用といった抗菌作用を発揮し、免疫力が低下している目や耳といった患部における細菌の増殖を防ぎます。

ただし、抗生物質の作用は真菌類やウイルス類には発揮されないため、真菌性またはウイルス性の感染症に使用された場合、ステロイド剤の免疫抑制作用によって症状の増悪を招くことになるため、医師の診断に基づいた適切な使用が必要とされています。

 

優れた抗炎症作用を持つステロイド剤と、細菌の増殖を抑える2種類の抗生物質が配合された薬液です。

点眼・点耳薬とは、その名のとおり目や耳に直接垂らして使用されるものです。消化管で吸収された後、血液の流れに乗って患部に到達する内服薬とは異なり、薬効成分が直接吸収されてその作用を発揮することから少量の使用で充分な効果を発揮する上、全身性の副作用が少ないという特徴があります。

有効成分の一つ硫酸フラミセチンは、別名フラジオマイシン、フラマイセチン、ソフラマイシン、ネオマイシンとも呼ばれる抗生物質です。細菌タンパク質の合成を阻害する静菌作用を持ち、比較的広範な抗菌スペクトルを有しているとされます。

もうひとつの有効成分であるクラミシジンには、細胞膜変質作用や細胞タンパク質合成阻害作用による強い抗菌作用に加えて、耐性菌が発現しにくいとされていますが、その毒性は人体細胞にも影響を与えることから、主に外用薬や複合トローチに限定されています。

ソフラコート点眼・点耳薬と同じく、硫酸フラミセチン、グラミシジン、デキサメタゾンの3成分を有効成分する薬は日本では取り扱いがありませんが、海外ではSofradex eye and ear dropsといったブランド名で販売されています。

 

以下の場合は、ソフラコート点眼・点耳液を絶対に使用しないでください。
●点眼薬として
・角膜や結膜における単純ヘルペスやその他のウイルス性疾患、目の結核や真菌性の疾患、トラコーマのある人
・急性の化膿を伴う目の感染症で、未治療のもの：　ほかの微生物によって引き起こされる疾患と同様に、ステロイド剤の使用によって症状が隠されたり、逆に増強されたりする可能性があります。
・有効成分をはじめとしたソフラコート点眼・点耳液の成分に過敏症反応のある人

●点耳薬として
・ウイルス性または真菌性の感染症のある人
・鼓膜に穿孔のある人
・有効成分をはじめとしたソフラコート点眼・点耳液の成分に過敏症反応のある人

【慎重使用】
・小児
・長期間にわたる使用

【警告】
症状の改善が見られない場合や、逆に症状の悪化が認められた場合には、ソフラコート点眼・点耳液の使用を中断し、ただちに医師に報告してください。

【重要な基本的注意】
・点眼・点耳用途でのみ使用してください。

【使用上の注意】
容器の先に指などが触れると、溶液が汚染される可能性があるため、触れないように注意してください。

【その他の注意】
副腎皮質ステロイド点眼薬の長期間にわたる、あるいは多量の使用によって、眼圧の上昇が認められる場合があり、眼圧上昇が認められた場合には、眼圧の定期的な検査が必要となります。

角膜が薄くなっているような状態における副腎皮質ステロイド点眼薬の使用によって、角膜の穿孔を生じることがあります。

副腎皮質ステロイド点眼薬の長期間にわたる使用によって、白内障を発症したとの報告があります。

妊娠中、授乳中の女性における、長期間にわたる局所ステロイド剤の安全性は確認されていません。

ソフラコート点眼・点耳薬の使用によって過敏症反応がみられた場合には、使用をただちに中断してください。

局所ステロイド剤を小児に長期間使用した場合、たとえ患部が覆われていなくても、副腎機能抑制が引き起こされる可能性があります。

点眼直後に霧視やかすみ目といった症状により視野が不明瞭になることがあります。このような症状がみられた場合には、視野が明瞭になるまで車の運転や機械の操作などに従事しないようにしてください。

処方されたとおりの用途でのみ使用し、他人と共用することはしないでください。

ほかの疾患で医療機関似かかる場合には、医師や薬剤師にソフラコート点眼・点耳液の使用を報告してください。

子供の手の届かない涼しいところで保管してください。

開封後4週間が経過したものは廃棄してください。

使用期限を超過しているものや、外装に損傷の見られるものの使用はしないでください。

 

ソフラコート点眼・点耳液とほかの薬剤の併用による有害事象は報告されていませんが、他薬との併用においては、予め医師や薬剤師と相談し、安全性を確認してから併用するようにしてください。

 

医師の診断を受けてください。

 

気付いた時にすぐ使用してください。
次回の使用時間が近い場合は、使用し忘れた分は飛ばして、次回分から使用してください。
2回分を1回に使用することは絶対におやめください。

 

ソフラコート点眼・点耳液を使用した場合、以下の副作用が起こることがあります。これらの症状やほかに気になる症状が発現し、継続するような場合には医師の診断を受けてください。

●主な副作用
眼圧上昇、角膜の穿孔、過敏症反応、目の灼熱感や刺痛、皮膚炎など

 

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