ディベニリン (塩酸フェノキシベンザミン) 10mg

4480 円!! アドレナリンα受容体遮断して血管を拡張!血管を弛緩させ、血流を改善する降圧作用は褐色細胞腫の術前療法に最適!良性前立腺肥大症や多汗症、わきがの治療にも効果あり!

Dibenyline (Phenoxybenzamine Hydrochloride) - 10mg (100 Capsules)

■ 100カプセル

価格:4480 円

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有効成分

塩酸フェノキシベンザミン(Phenoxybenzamine Hydrochloride)

 

製造国

ニュージーランド

 

製造元

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使用量

下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。

初期服用量として、成人は1回10mgを1日2回経口服用します。
服用量は1日おきに増量していき、通常は血圧の状態をみながら最適用量を決め、20-40mgの範囲で1日2-3回、経口服用します。

 

商品詳細

ディベニリン10mgはアドレナリン作動性効果遮断薬で、主に褐色細胞腫にまつわる血圧管理や前立腺肥大症に伴う排尿困難の治療に使用されています。

アドレナリン作動性神経とはノルアドレナリン、アドレナリンを伝達物質とする神経を指し、その作動はノルアドレナリン、アドレナリンがそれらの応答を担っているアドレナリン受容体に結合することによって初めて発揮されます。
アドレナリン受容体はα1、α2、β受容体に大別されますが、そのうち交感神経性反応に関与しているのは心臓血管系や下部尿路などに広く分布しているα1受容体であるとされ、この受容体の過度な刺激による活性化は心拍数の上昇、血管の収縮による血圧の上昇といった作用による高血圧、動悸、頭痛、発熱などの原因となり、やがては心臓病や脳卒中など重体な病気の引き金となるとされています。

ディベニリン10mgの有効成分の塩酸フェノキシベンザミンは、血管平滑筋細胞膜上に存在しているアドレナリンα1、α2受容体に不可逆的に結合し、これらの受容体を遮断します。
アドレナリンα1受容体の遮断は副腎髄質から分泌されるアドレナリンや、交感神経終末から放出されるノルアドレナリンが受容体に結合することを阻害し、血管平滑筋の弛緩作用による血圧降下作用をもたらします。
さらに四肢の細動脈を拡張させる作用もあることから、発作的な動脈の収縮により四肢末梢が蒼白化するレイノー症候群や、血液中の酸素が現象することで皮膚や粘膜が青紫家色を帯びる肢端チアノーゼ症などの末梢血管障害にも有効とされています。

α2受容体は交感神経終末から放出されるノルアドレナリンの量を抑制する役割を果たしていますが、この受容体が遮断されると放出されるノルアドレナリンが増えて頻脈を引き起こすことがあります。
そのため塩酸フェノキシベンザミンは血圧管理において臨床的な応用が少ないとされ、現在では褐色細胞腫によって高くなった血圧を下げる働きをする薬として、褐色細胞腫摘出手術前に頻繁に使用されています。

褐色細胞腫とは、主に副腎髄質や腹腔動脈沿い、腹腔内、骨盤腔後壁などの交感神経系の傍神経節に存在するクロム親和性細胞から、ごくまれに発生する腫瘍です。
副腎は上腹部の背中側に位置する左右の腎臓の上部に1つずつ、合計2つ存在しているホルモン産生の器官です。
副腎は内側の髄質と外側の皮質からなり、髄質からは交感神経の機能を増強するアドレナリン、ノルアドレナリン、皮質からはコルチコイドステロイドを始めとした副腎皮質ホルモンといった体の機能にとって大切なホルモンをつくり出しています。
通常、褐色細胞腫は副腎の片側に発生しますが、約10%の確率で両側にできることもあり、その他にも心臓やぼうこうの周囲などに発生することもあります。
年齢を問わず男女ともに発現し、その原因は遺伝によると言われていますが、まれに遺伝以外で発生するケースもあり、その原因はよくわかっていません。
クロム親和性細胞から発生する腫瘍のほとんどは良性腫瘍で、副腎内で増殖する細胞腫ががん性である確率は約5%、それ以外の場所で発生した褐色細胞腫ではそれ以上とされています。またほかの部位に転移することはありません。

褐色細胞腫は非常に小さいものですが、この腫瘍は副腎髄質からアドレナリンα1受容体に結合することによってその昇圧作用を増強するアドレナリンなどのカテコールアミン(カテコラミン)と称されるホルモンを過剰に分泌させるため、重症の高血圧、過度な発汗、動悸などといった症状が現れます。

褐色細胞腫の治療は、通常は腫瘍の摘出手術が第一選択となります。
手術前の状態ではアドレナリンをはじめとしたカテコールアミンが過剰分泌されているため血圧が高くなっていますが、手術後は腫瘍を摘出することで血圧が一気に通常の状態に戻るので、褐色細胞腫の摘出手術は術前の血圧コントロールが非常に大切だとされています。

また、塩酸フェノキシベンザミンが遮断するα1受容体には前立腺平滑筋を収縮させる作用や汗腺から汗を出す作用があるため、この作用を阻害するディベニリン10mgは良性前立腺肥大症や多汗症、わきがの治療に使われることもあります。

 

他の商品との比較

塩酸フェノキシベンザミンの作用の発現は比較的遅いとされていますが、その持続時間は14-28時間と長時間のため、少ない服用量で効果が長続きします。

塩酸フェノキシベンザミンはα受容体を遮断するほかに、H1受容体および5-HT2受容体の拮抗作用もあるとされています。
H1受容体はヒスタミン受容体とも呼ばれ、風邪や花粉症などのアレルギーの諸症状を引き起こす物質ですが、血管や小動脈においては血管を収縮させる作用があります。
また5-HT2受容体は神経伝達物質のひとつであるセロトニンの受容体で、うつ病や神経症に関与していると考えられていますが、心管系にも働きかけて血管を収縮させます。

塩酸フェノキシベンザミンは長期間の鎮痛効果があるとされていることから、海外では静脈内局所交感神経ブロック(静脈内に交感神経遮断薬を注入し、四肢の痛みを抑える治療法)による鎮痛にも使用されることもあります。

フェノキシベンザミンを有効成分とする薬は日本で販売されていませんが、海外ではBensylyt、Bensyslyte、Benzylyt、Dibenyline、Dibezylene、Dibenzyline、Dibenzyranなどの名前で販売されています。

 

特別な注意

以下の場合、ディベニリン10mgを絶対に服用しないでください。
・脳卒中の既往歴のある人
・最近、心臓発作を起こした人
・ディベニリン10mgの成分にアレルギーの既往のある人

著しい脳障害、重篤な心疾患、肝動脈硬化、腎障害のある人は、服用に充分に注意してください。またディベニリン10mgのアドレナリン遮断作用が気道感染の症状を悪化させることがあります。

長期服用によりがんが発生したとの報告があるため、ディベニリン10mgの長期服用は好ましくないとされています。

妊婦および妊産婦に対する安全性は確立していないため、治療の必要性が危険性を上回ると判断した場合にのみ服用してください。

授乳婦に対する安全性は確立していないため、ディベニリン10mgを服用する場合は授乳を中止してください。

小児などに対する安全性は確立していません。

 

他の薬との併用

以下の薬剤とディベニリン10mgを併用する際は、ディベニリン10mgの効果を増強することがあるので充分に注意してください。
麻酔剤、抗うつ剤、β阻害剤、カルシウムチャンネル阻害剤、利尿剤

また、他薬と併用する場合には、事前に医師或いは薬剤師と相談し、安全性を確かめてからご使用ください。

 

誤って大量に服用した場合

医師の診断を受けてください。

 

服用し忘れた場合

気付いたときにすぐに服用してください。
次回の服用時間が近い場合は、服用し忘れた分は飛ばして、次回分から服用してください。
2回分を1回に服用することは絶対におやめください。

 

副作用

ディベニリン10mgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。
以下の症状や、他に気になる症状が発現し、継続するような場合にはただちに医師に相談して下さい。

・主な副作用
起立性低血圧、頻脈、射精阻害、鼻閉、縮瞳、胃腸刺激、眠気、疲労感、便秘、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢

 

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当店で扱っている商品のほとんどは、日本国内では医師の処方が必要な要指示薬です。当サイトに記載されている説明はお客様の便宜のために記しているものであり、内容を保障するものではありません。当商品をお買い上げいただきご使用になった場合に生じるいかなる問題にも当店は責任を負いかねます。
医師に相談するなどし当商品についてよく理解したうえで、適量をご自分の責任において服用なさってください。
なお、個人輸入で購入した商品は日本の医薬品副作用被害救済制度の適用対象にはなりません。したがって、何らかの深刻な副作用が発生したとしても、用量にかかわらず救済対象とはならずその制度からの保障を受けることは出来ないことに注意して下さい。
また、これらの薬の成分、効用、副作用、服用法などに関していかなるお問い合わせをいただきましてもお返事できません。ご了承ください。