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2012-01-11

ソース(記事原文):ドクターズ・ラウンジ

フランベジア治療にアジスロマイシンの経口単回投与が有効

ドクターズ・ラウンジ(2012年1月11日)― (ヘルスディ・ニュース)-ランセット誌(Lancet)の1月11日付オンライン版に掲載された研究によれば、風土性トレポネーマ症であるフランベジアの治療に関して、アジスロマイシンの経口単回投与は推奨されている標準治療のベンジルペニシリンベンザチン投与と比較しても劣らない。

パプアニューギニアにあるリヒール医療センター・インターナショナルSOS(Lihir Medical Centre-International SOS)のオリオル・ミトヤ医学博士(Oriol Mitja, M.D.)と同僚らは、血清学的にフランベジアの確定診断を受けた小児250例(6カ月齢~15歳)を対象として、オープンラベル無作為化試験を実施した。被験者は、アジスロマイシン30 mg/kgの経口投与群(124例)、またはベンジルペニシリンベンザチン50000 UI/kgの筋肉注射群(126例)のいずれかに無作為に割り付けられた。主要評価項目は治療の有効性であり、治癒率の定義については、血清学的には投与後6カ月までに少なくとも2種類の希釈液を用いた迅速血漿レアギン試験において力価が低下していることとした。また被験者に第1期の潰瘍が認められる場合、2週間以内に潰瘍部位に上皮が形成されることと定義した。治癒率の差に関しては、両側95%信頼区間(CI)の上限が10%を下回った場合に非劣性とした。

6カ月間の追跡調査終了後、治癒率はアジスロマイシン群で96%(110例中106例)であったのに対し、ベンジルペニシリンベンザチン群では93%(113例中105例)であったことを研究者らは明らかにした(治癒率の差-3.4%、95%CI:-9.3~2.4)。薬剤関連の有害事象の発生件数は両群でほぼ同じであり、それらはすべて軽度または中等度と判断された。

「アジスロマイシンの経口単回投与はベンジルペニシリンベンザチン投与に対し劣っておらず、また注射器具や医学的訓練を受けた人員の必要がない。より簡単なアジスロマイシン投与計画へと変更することで、集団投薬プログラムによるフランベジアの根絶が可能になるかもしれない。」この研究論文の著者らはこう記している。

今回の研究はインターナショナルSOSとニュークレスト・マイニング(Newcrest Mining)から助成を受けており、論文著者のうち数人が両社との金銭的関係を明らかにした。


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