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2014-10-31

ソース(記事原文):Emaxヘルス

メマンチンが線維筋痛症に有望

Emaxヘルス(2014年10月31日) ― ラナ・バンドイム(Lana Bandoim)著

線維筋痛症における一部の症状の治療薬としてメマンチンが有望であることが、スペインの研究で明らかにされた。メマンチンを検討する二重盲検ランダム化対照試験で6ヵ月間の追跡調査が行われ、試験結果はプラセボと比較して、希望を与えるものであったほか、副作用も少なかった。

線維筋痛症は治療が簡単ではない病気であるため、同疾患に対する薬剤や治療法に焦点を当てた研究は重要とみなされる。メマンチンを投与した患者は、痛みが緩和し、体調が良くなったことを、研究者らが明らかにしている。本試験では患者63人を対象とし、メマンチンの結果と比較するためにプラセボ群を置いた。

6ヵ月後、メマンチンは痛みを軽減したが、本剤の有益性はそれに留まらないことが示された。プラセボ群と比較して、メマチン群で、不安が和らぎ、頭のぼんやりも緩和されたことが報告された。研究者らによれば、症例数が63人と少ないが、より多くの患者で、さらなる研究を行うことを検討している。

メマンチンは認知症及びアルツハイマー病患者への一助として一般に使用されるものであり、線維筋痛症に対する通常の治療法ではない。本剤はパーキンソン病にも使用されているほか、その他の疾患で検証されている。認知症を治癒するものではないが、認知症の進行を遅らせる可能性がある。本剤は脳内の余分なグルタミン酸を遮断する働きをするものであり、研究者らは線維筋痛症患者における痛みの程度にどのようにして影響を及ぼすのか確認することに関心を持った。

本試験におけるメマンチンの副作用はわずかで、眩暈や頭痛を生じた患者がいた。別の研究では、本剤が便秘、眠気、混乱も引き起こすことも示されている。腎疾患患者においては、本剤を投与する前に、医療専門家の診察を受け、自分の病態について話し合うことが不可欠である。本剤について懸念事項があれば、担当医に相談し、副作用について話し合う必要がある。


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