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2013-10-07

ソース(記事原文):メディカル・エクスプレス

認知機能の薬が脳腫瘍患者に有益なことが判明

メディカル・エクスプレス(2013年10月7日) ― 全脳放射線療法(WBRT)は成人の脳腫瘍の治療における有益な治療・生存手段であることが判明しているが、長期的な脳機能・能力に対するWBRTの効果は大きく懸念されている。このため、エモリー大学のネル・ホジソン・ウッドラフ看護学校(Emory's Nell Hodgson Woodruff School of Nursing)とウィンシップがん研究所(Winship Cancer Institute)の研究者らが研究を行い、認知薬メマンチンの使用により長期的な認知機能に有益な成果が出たことを明らかにした。

公認看護師でエモリー大学のネル・ホジソン・ウッドラフ看護学校教授、ウィンシップがん研究所のがん転帰副ディレクター(associate director of cancer outcomes)であるデボラ・ワトキンス‐ブルーナー(Deborah Watkins-Bruner)博士は、脳腫瘍と診断された適格成人WBRT患者508人を選択した研究者のチームの一員であった。参加者は無作為に選択され、初期WBRTの3日以内、及び段階的な用量での24週間、プラセボまたはメマンチンを服用した。

54週間の試験薬の開始後、一連の認知機能テストが行なわれた。患者は全員、神経学的検査、病歴、健康診断、がんの状態、脳MRI、CT等、神経心理学的評価と査定を受けた。

「予備的段階の結果で、メマンチンを服用した患者に時間とともにより良い認知機能が示され、我々は嬉しく思った」とワトキンス‐ブルーナーは説明する。「特に、認知機能が低下するまでの時間が先延ばしになったり、記憶力や実行機能、処理速度の低下率が下がった。進行中の試験を通じさらなる調査をすることで、残りの問題にある程度答えが出るだけでなく、これは認知機能障害の予防に非常に有益な進展であると思う」

本研究の完全な調査結果は、ニューロ・オンコロジー(Neuro-Oncology)に掲載されている。


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