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2011-05-30

ソース(記事原文):英テレグラフ紙

減量した女性のほうがスリムな女性よりも魅力的

減量したことのある女性のほうが、一度も太ったことのない女性よりも、男性にもてる可能性のあることが、新たな研究で示唆されている。

体重を落としたずっと後も女性には、自分が太っていたという汚名が付きまとうことを研究者らが突き止めた。

しかし、男性側は、体が大きい女性のほうが、細身の女性よりも、親しみやすく、気さくで、精神的にも落ち着いていると見なすことから、太っていたことを肯定的にとらえる。

一方、女性側は余計なライバルの出現に苛立つらしく、かつて太っていた女性を否定的にとらえ、引き続き彼女らのことを自制心に欠け、精神的に不安定で、しかも不衛生な人と見なす。

イスタンブールで開催された肥満欧州学会(European Congress on Obesity)で発表された本研究結果は、ジェイソン・ハルフォード(Jason Halford)博士が主導するリバプール大学(University of Liverpool)のチームによる研究から明らかにされた。

ハルフォード氏は、略歴を添えた魅力的な若い女性の写真を、106人の若い男性と96人の女性に見せた。

各写真の女性は、減量経験があるという以外は、まったく同じであった。

略歴の約半数は、写真の女性がこれまで同じ体重を維持してきたと記載されていたのに対し、残り半分は昔の体重が101.6キロであり、服も英国サイズ24を着ていたとされていた。

参加者に、写真と略歴を見せたあと彼女をどう思うかについて評価してもらうため、肥満恐怖症尺度(Fat Phobia Scale)を用いて女性の判定を依頼した。

女性ボランティア参加者は、昔太っていた女性のことを、そうでない女性よりも引き続き否定的にとらえ、自制心に欠け、怠惰で、魅力がなく、そのうえ不機嫌で不衛生な女性と見なした。

一方、男性は肯定的な見方をし、太っていた人のほうが、スリムなままであった女性よりも、親しみやすく、気さくで、気が利き、創造力があると見なした。

「一部の男性は、女性が減量したことがあるという事実に非常に好感を抱いた。これらの男性は、太っている女性ほうが、もっと近づきやすく感じられるようであった。肥満であった女性は、完璧でなく、欠点がある」とハルフォード氏は述べた。

「減量した女性のほうが親しみやすい一方、減量したことのない女性は無愛想な傾向がある」

また、減量した女性のほうが、そうでない女性よりも、創造力があり、精神的にも落ち着いているように男性は感じている、と同氏は述べている。

一部の男性は、こうした女性のほうが自分にもっとチャンスがありそうだと考えることで、肯定的にとらえるのかもしれない、と同氏は補足した。

同氏は「興味深いと思われるのは、女性がかつて肥満だったという理由から、肥満男性は自分にチャンスがあるかもしれないと考えることである」という。

ハルフォード氏が行った先行研究では、肥満者のパートナーは、二人の交際が原因で差別を受けることが明らかにされた。同氏は、一部の女性は、体のしなやかな競争相手が職場に現れるのを好まない可能性があるとしている。

しかし、実際問題として、仕事に応募する人にとってはこれが役立つ情報になるかもしれない。

同氏は「ただ、実際的な意味合いは、自分の過去の体重を暴露したいと思うのかということである。体重について正直に話したいと思うのだろうか」と述べている。

「評価する面接官が女性であるような就職面接の場面でうまくいくであろうか」

「こうしたことは痩せれば全ての問題が解決するという考え方をないがしろにするものである。肥満の過去は確かに汚点であるかのように思われ、女性は内心忘れられないようである」